もともとは軽量客車のナハ11ですが、最終的には交直流電車教習車ナヤ11に改造されたあと廃車となった車輛です。
以前見かけてTwitterで紹介したところ反響があったので、あらためて見てきました。
様々なブログで紹介されているので比較的有名らしいですが、最近青に黄線という教習車時代の色に塗り直されたことは、あまり知られていなかったようです(屋根まで青ですけどね ^^; )。
この日は、早朝に原ノ町に着いて、原ノ町→亘理→山下→原ノ町→浪江→原ノ町と、再開通したばかりの小高~浪江間の初乗り(相馬~浜吉田間も、再開通してからしばらく経ちましたが初乗りでした)をした帰り道の立ち寄りでした。
車体の近くに人がいたので声をかけたところ、車体の所有者の方で、快く中まで拝見させていただくことができました。
所有者の方のお父様が設置されたそうで、コンクリートの高い架台の上に載せることで磐越東線の車両とおなじ高さにし、手を振ったりできるようにしたんだそうです。
折しも、磐越東線がやってきました。
中から見ると、こんな感じ!設置した方の意図がよくわかります!
行っちゃいましたね。
このドアのところの内側は、ミニキッチンになっています。
反対側はトイレの入口(トイレそのものは外側に増築?されています)。
あらためて中を拝見。
ナハ11の蛍光灯も残っています!
こんな感じで宴会場のようになっていますが、店としてではなく、時々地元の方が集まる場所として使われているとのこと。
ベンチレータのガラリも残っています(換気扇が取り付けられてしまっていますが)。
真っ二つに切られた車体の切断面側には大きな窓が取り付けられていますが、地域の名山「二ツ箭山」が一望できるようにしてある、とのことでした。
下からも覗いちゃいました ^^; 。
上がらせていただいた階段の下に連結器も残っているようですが、あとから知りました ;_; 。
駅のホームから見ると、こんな感じです。
駅には子供さんの絵がたくさん飾られていたり、本がたくさん置かれていたりと、地元で愛され大切にされている様子が伝わってきます。
この「日本文化地理体系」ですが、私の愛読書です。昭和30年代の日本の姿が克明に記録されており、貴重な本です。誰もが入れる駅に置かれているのに、いたずらされてもいないようで感心しました(全巻ではないですが・・・)。
帰りには、常磐線草野駅に留置されている415系1500番台(K528編成とK539編成)を見てきたので、写真だけ掲載します。
415系がここに疎開留置されて、既に一年が経ちました。
最初にここにいたK537編成とK540編成は秋田へ行ってしまいましたが、今も2編成8輛が留置されています。
最近勝田車両センターへ疎開返却され、郡山への廃車回送か?と常磐線ファンがヤキモキしたのですが、交番検査を受けてまた戻ってきたばかりです。
また田植えが終わり、緑のじゅうたんの向こうに415系が見える風景を楽しみたいものです...。
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