仕方なく川桁駅前をうろちょろしていると、ありましたありました!
「沼尻軽便鉄道」という名前で、磐梯急行電鉄(←日本硫黄沼尻鉄道部←日本硫黄耶麻軌道部)に関連する石碑や看板が。
子供の頃見た鉄道ピクトリアルの「私鉄車両めぐり」でこの鉄道の存在は知っていたので、痕跡があってうれしかったです。
まずは、石碑から。両面彫りです。
雪が降ってたので読みにくくてスミマセン。
で、気になるのが、この駅名標みたいなヤツ。
どう見ても、次の「しろづ」にも駅名標がありそうに見えます。
そこで、地図で鉄道跡らしき道を選び、走ってみることにしました。
ありましたよ!「しろづ」駅跡にも!
この駅のは、一部剥げてました。
沼尻鉄道には両端駅にしかホームがなかったので、中間駅は写真のようなバス待合所みたいなのがあるくらいだったらしいです。
では、順番に見ていきましょう。
県道沿いにあって、すぐ見つかりました。
会津下館駅の向かいには「村の停車場」という看板があり、「長瀬産業組合」と書かれた由緒ありげな建物が建っています。(戻ってから調べたら、鉄道関係の展示があるそうで)
鉄道敷は拡張されて結構良い道(県道123号)になっています。
ところどころで123号はバイパス的に集落の外周を通りますが、鉄道は集落内を通っていたようです。
荻窪は、県道123号号沿いではなくちょっと入った集落センターのところに立っているので、わかりにくいです。
ここの看板には車両が写っていました。ボハ6か7と思われます。
このへん、道路(=鉄道敷)は一直線です。
中間唯一の交換駅、会津樋ノ口。
結構大きな集落でした。
川桁方面から来た道と、国道115号から来た道(融雪道路)の交差点を直進した、集落の中にありました。なかなか見つからず、何回も集落内を走り回ってしまいました。
樋ノ口を出ると国道115号が鉄道敷跡になります。やはり、ところどころ115号がバイパス状に主洛外集を通る場合は旧道側が鉄道敷跡です。
みょうけ駅の看板は、115号沿いではなくセブンイレブンの角を曲がったところにありました。
こちらは、旧道とバイパス部の分岐のところにあります。
なんともローカルな駅名です。
あと一駅なんですが、かなり距離があります。その間集落らしいものはないので、駅の必要もなかったのでしょう。
終点の沼尻駅。
近くには温泉があり、もうすぐスキー場などのリゾート地帯です。
ここまで、川桁からかなりの高低差がありますので、勾配もきつく、列車は大変だったろうと思います。
なお、写真の駅舎はすぐ脇に90度くらい向きを変えて移築されていました。
除雪車の基地にでも使われているような感じでした。
何の計画も下調べもなく行なった沼尻鉄道駅跡めぐりでしたが、最後に当時の建物(移築されたとはいえ)にも出会えて良かったです。
近くに車両も一部保存されているようですので、また近くに来たら寄ってみたいと思います。
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