このブログを検索

2017/08/16

415系と再会の旅 K529郡山、,K537・K540秋田

常磐線を離れたJR東日本415系1500番台車3編成に会いに行ってきました。

2016年3月26日のダイヤ改正で運用を離れたJR東日本の415系1500番台ですが、その時在籍していたのは11編成。そのうち、最初に廃車回送されたK544を除き、以後秋田に配給された編成・郡山に回送された編成についてはすべて水戸または勝田で出発を見送り、秋田に行った以外の6編成については、郡山で解体待ちまたは解体中の姿を見送ってきました。
心残りは、秋田に行った2編成。海外譲渡とのことで新たな活躍を期待したのですが、どうやら途中で頓挫して譲渡は実現せず、結局秋田総合車両センターに留め置かれたまま解体が始まったらしき情報がTwitter等から流れてくるようになりました。
一度は秋田へその姿を見に行きたいと思ってはいましたがなかなか実現できず、この夏思い切って行ってみることにしました。

8月14日、外は雨。常磐道~東北道~秋田道を通って秋田へ。途中、秋田道の峠を越えて日本海側へ出ると天気は晴れとなり、やや蒸し暑いくらいでした。
秋田総合車両センターに着いたのが朝9時頃。
初めてのところなのでどこでどう撮影したらよいかわからず周囲を回ってみましたが、まずは東側で車を止め撮影できそうな場所を見つけました。
車で行ったのは、脚立を持っていきたかったから。この狙いは的中し、高いフェンスに囲まれてはいましたが、その上から構内を見通すことができました。

まず見えたのが、解体待ちと思われる485系群に混じった415系の2輛。


(台車の様子等見えるように露出上げてます)


パンタを載せたモハ414。一部の青帯が剥がされています。
ドアから覗く内部の様子から、内装が撤去されているのがわかります。
床下器具の様子はよく分かりませんが、残っているようにも見えます(台車の左側等)。


トイレのあるクハ411-1600番台。
こちらも、内装は撤去済のようです。

どちらも、車番を確認することはできません。



手前に見える解体発生物置き場には、見慣れた赤いロングシートやパイプの荷物棚、吊手(一部黄色い吊革)等が見えますが、これらは415系のものと思って間違いないと思います(他は特急型ばかりなので・・・)。

続いて、西側へ回りました。線路に沿って細い道があるのですが車が入れるようなところではありません。付近に車を置いて、徒歩で向かいました。


まず目に入るのが、先ほどのモハ414。
貫通路から見える向こう側の妻板にはコルゲートが刻まれ、内装は撤去済であることがはっきりとわかります。


もう1輛の中間車も見えます。キハ58と手をつないでいるようです。弱冷房車の表示も残っています。



この車輛は車番が確認できました。モハ415-1530。K540編成のモハです。

隣のモハ414も、ペアの1530である可能性は高いと思いますが、確証はありません。


西側からも、赤いシートが見えました。

直接見ることができた415系は、結局以上の3輛。
車番が確認できたのはK540編成のうちの1輛だけでK537編成の車両は確認できませんでした。もう来ることもないでしょうから心残りではありますが、思いを残して秋田総合車両センターを去りました。

(他に撮った車輛を一部ご紹介)

まずは東側から。



モハ485-3070の車番が見えます。



モハ485-1074の車番が見えます。485系は、どの車両も床下機器がすっかりなくなっており、制作中の模型のようにも見えます。


EF81137。


DE101043。

続いて西側から。


583系。モハネユニットと、その向こうにもう1輛見えます。モハネユニット×2であれば3輛目にはパンタが載っているはずなので、クハネかもしれません。


モハネユニットは、-100でした。



キハ58は、訓練車の75号でした。


なお、8/10には、郡山総合車両センターへ行きました。
ちょうど、無架線ゾーンに置かれた415系K529編成の組換えが行われました。


到着した時(9時頃)は、4輛編成を保っていました。



K529の特徴である陽焼け顔。


モハとクハの間のジャンパ線は、既に撤去されていました。

郡山総合車両センターでは、朝10時にアント(車輛移動機)が動き始めます。


朝10時。アントの甲高いピッという汽笛と共に、415系の周辺に職員さんが集まりました。最初の移動作業は415系のようです。


アントが近づきました。


先頭のクハとアントが連結。


汽笛と共にアントが動き始めると、最後尾のクハ(-1506)を置いたまま3輛が引き出され、4輛編成は分割されました。


一度引き上げられてから後退。工場内のほうへ向かいます。



切り離されたクハの脇を通って、押し込まれます。


中間車は全く見えなくなるところまで押し込まれ、


クハ-1606だけが再度引き出されてきました。


クハ2輛が連結されました。


アントが離れて、クハの2輛編成となりました。


ここまで見て、郡山総合車両センターを離れました。

このあとは2輛づつで解体線に入り、その姿を喪っていくことになります。


常磐線で長きにわたり活躍した415系K529、K537、K540。お疲れ様でした。
もう一度会うことはできないかもしれませんが、この目に姿を描き付けました。







0 件のコメント:

コメントを投稿

お気軽にコメントどうぞ ^^