昨年8月12日に「あいづ」に乗って以来、久しぶりに見る583系です。
この日は、ファインダーを通さず肉眼で最後?の走りを見ると決めていました。
場所も、誰もいない静かなところを探そうと決めました。
朝7時前にはあたりをつけた場所に到着。少し移動はしましたが、誰もいない、ただの田舎の踏切が見つかりました。
高崎発黒磯行の211系5連が通り過ぎた後、しばらくして踏切が鳴り出しました。
望遠端で接近確認の1枚だけ撮影したあと、カメラは下ろしました。
線路からは少し離れて、手を振ってお見送り。
「作品」は何も残らなかったけれど、心の中に鮮明な残像が残っています。
動画は、踏切脇の低くなった田んぼへの法面に三脚を置き、スマホをセットして放置して撮影したものです。
8M5Tの強力編成で東北・常磐筋を突っ走っていた頃のようなMMの唸りは聞けませんでしたが、「もうそんな重い仕事はごめんだよ」とでも呟きながら去っていったような気がします。
重責を担い続けた老雄の最後?の姿は、軽やかでした。
本当に最終運用なのかわかりませんが、いずれにしても長期間の活躍、お疲れ様!
撮影場所:栃木県高根沢町とさくら市の境界にある「村境」踏切(東北本線起点124KM762M)
機材:スマホ(GALAXY S7 Edge)