クラウドファウンディングで資金集めに成功し、ひたちなか海浜鉄道から平成筑豊鉄道へ移されて、かつての準急「ひかり」に見立てて整備・動態保存されることとなった、キハ2004。
もう13日深夜には搬出されると聞き、那珂湊駅へ会いに行ってきました。
搬出に備えてか、連結相手が変わって、ミキちゃんになってました。
今の主役、キハ11クリ専号や...
キハ3710-2デュエマ列車などが傍らを行き交います。
クリ専号に乗って、阿字ヶ浦にも行ってきました。
国鉄テイストの車輌たちに、準急色、旧気動車標準色、島鉄色などを纏わせたアイデアは、なかなかのものでした。
そんな中で、準急色を纏い、キハ55系にも通じる1段上昇窓のキハ2004が、新幹線にその名を召し上げられるまで九州で高速準急として名を馳せた「ひかり」を再現するために、九州にお輿入れすることになったのです。窓の高さは異なりますが、よく似た車輛であることは間違いありません。
クラウドファウンディングは、始めの頃に拠金したのですが、当時は成立するのかどうか危ぶまれるほど低調な感じでした。しかし、締切が近づくにつれて急激に金額が伸び、目標額を達成したのです!
キハ2004は留萌鉄道出身の車両ですので、北海道の炭鉱鉄道から九州の炭鉱地帯へお輿入れすることになったわけです。
北海道の炭鉱鉄道の車輛たちは、その多くが茨城の各非電化私鉄に譲渡され、活躍しました。最後に残ったのがひたちなか海浜鉄道の車輌たちです。炭鉱地帯から炭鉱地帯へ、という歴史の継承もさることながら、茨城が北海道の炭鉱鉄道の多くの車輌たちの受け皿となってきた歴史の保存にもつながるものと思います。
自分の名前が刻まれた気動車が、九州の地で動態保存されて走る。
なんとワクワクする話でしょう!
できれば、13日夜の搬出も見に行こうと思っています。
撮影:2016/10/11
撮影機材:Nikon D3300(初心者)
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