昭和43年2月刊のこの本。バイブルです。
「旧型国電」ではなく、半鋼製(一部全金)吊掛駆動の電車たちも、国鉄電車そのものだった時代。
父がなぜか買ってきてくれたこの本を食い入るように何度も何度も読み、ペーパーの16番模型作りの資料にもしてきました。
表紙は落書きと計算だらけ。1/80で白ボールにケガく時、直接この本に書き込んだりしていたようです。
背はボロボロでテープで止めていますが、分解寸前。そのテープももうボロボロに劣化しています。
阪和型はもちろん、まだ一部の社型国電も活躍していた頃。
「旧型国電」にもカラフルな色が塗られ始めた頃。
左ページの左列一番上が東海道線80系、その下がスカ線(横須賀線)70系、一番下の横長の写真はクモハ53を先頭にしたスカ線。いずれも長編成です。
右ページの右列中央二つは、国鉄形式(クモハ20、クハ25)をもらった、阪和電鉄から買収された社型国電。右ページ左列一番上は、4ケタ番号の富山港線社型国電(南武買収車だったかな)。
42系のページはこんな感じです。
ぶどう色クモハ42の凛々しい姿。
各系列(正確には、新性能国電以前の電車には「系」という正規の括りはなく、便宜的・趣味的な括りの名称なのですが)ごとに、製造年度別の輌数や形態的特長、改造、改番、戦災廃車、更新修繕、地方転出などの記録がそれこそ1輌1輌の単位まで調べこんであり、貴重な写真とともに詳説されています。
ネットも何もない時代、鉄道を趣味とすることが禁じられてすらいた時代(陸上の主要な輸送機関である鉄道は、戦時中は写真撮影禁止はおろか、形式別や配置区別の輌数データなども機密だったらしいです)も経ていたのに、よくこれだけのデータがまとめあげられたものと本当に感心します。こっそりとメモを取った編成記録、などというものが活きてきたのでしょうね。
この本に触発されたのと、ウィンシル・ヘッダがあることで窓抜きの下手さが隠れるため、16番当時のペーパー車輌は、ほとんど旧型国電ばかり作っていました。
今では1輌も手元にはありませんが・・・。
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