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2015/10/05

似て異なる台車 名鉄5500と近鉄12200

一見似たような台車ですが・・・。


だいたい、軌間の違う車輛が同一線上にいるって・・・模型ならではですね ^.^ 。

さて、左右の台車、一見似ていますが・・・。

左は、昨日も触れた、名鉄5500系のFS326。
FS形式は、住友金属の台車です(最近のはSS)。
右は、近鉄12200系のKD71。

一見、枕バネがFS326はコイル、KD71は空気ということはわかると思いますが、一番の違いは、やはり軸箱支持方式です。
FS326は、軸箱の両側にコイルばねを並べたウィングバネ方式ですが、軸箱の支持そのものはペデスタル方式。軸箱両側のバネと軸箱との間に見える、台車の上枠から垂れ下がるようについているのがペデスタルの部分です。


KD71は、軸箱の両側にコイルバネが並んでいるという点ではウィングバネ方式の一種ですが、よく見ていただくと、軸箱の左右に、軸箱を支えて上下(前後左右にも)に案内するペデスタル(軸箱守)がありません。軸箱付近では、台車上枠から下におりているのは、バネしかありません。


ここに、KD71のようなシュリーレン台車の秘密が隠されています。
軸箱両側のバネの中にオイルダンパ(わかりやすく言うと)が仕込まれていて、これによりペデスタル方式よりもはるかに小さな遊間で軸箱の上下動を案内し、かつオイルダンパとしての作用で振動を低減するというもの。ホントに良く工夫された台車だと思います。
技術導入元の違いでシンドラー式と言われることもありますが、括って「円筒案内式」と言われます。
厳密にいえば、内外円筒間のわずかな遊間の分軸距は変動し得るのですが、ペデスタル式と比べれば遊間はごくわずか。ほぼ軸距は固定されていると言って良いと思います。

面白いのは、KD71の軸バネの外側に垂れ下がっている、茶杓みたいな形の棒。
これは、機能的には、FS326の軸箱の下に左右に走っている棒と同じ役目。軸箱が下に抜け落ちるのを防いでいるのです。
FS326の場合はそもそも軸箱の両側にはペデスタルがあるので、それを下に延長して両ペデスタル間をつないでやれば軸箱は抜け落ちないのですが、KD71にはペデスタルがないので、わざわざ抜け止めの棒を垂らしているのです。シュリーレン台車をよく見ると、必ずこの棒があるはずです(KD台車は近畿車輛製造の台車、ということをあらわす型番で、一時期はほぼイコールでシュリーレン台車でしたが、今ではシュリーレン以外の積層ゴムを使ったものなどもありますので、KD=シュリーレンではありません)。
円筒案内式の台車は、国鉄ではキハ40の寒地用に軸バネをゴムで覆ったエリゴバネとしたDT44Aなどが採用されています(細かく言うと、DT44Aの頃になると円筒内をオイルで満たしているわけではない「乾式」の円筒案内式になってます)。DT44Aは、茶杓みたいな軸箱抜け止めは見えませんが、おそらく軸箱の上あたりで吊るようになっているのだと思います。

さてさて、あと模型的に面白いのは・・・。
FS326のボルスタアンカは枕梁と台車枠をつなぐもの、KD71は空気ばねダイレクトマウント方式なのでボルスタアンカは台枠と台車をつなぐものなんですが、模型化されたそれぞれの台車では、FS326は台枠とつないでいるように見えるし、KD71は台枠とつないでいるようには見えない。(どちらも、上掲の写真での見え方ですが)
各社で、模型化時のデフォルメの仕方が違うんでしょうね。

あと、なんで「ウィングバネ」と言うのかというと、軸箱の下で両側に広がっているバネを受ける部分が、翼のように見えるからです。

もうひとつ。
KD71の軸バネを見てください。中央の枕バネをはさんだ前後の軸バネの巻き方向が違いますね!
実物では、向きは違いません。振動特性を揃えるためにわざわざ巻き方向が逆のバネにした!なんてことはないのです。
あくまで~も推察ですが、GMの設計部門は、軸箱周りの型は、左右反転コピペしたんだと思います。
そうとしか思えないよ~ ^^ 。

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