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2015/10/08

鹿島鉄道の残像3 小川南病院のキハ432

小美玉市小川(旧小川町)の中心街からちょっとだけ離れた小川南病院の付属施設に隣接して、鹿島鉄道キハ432が、非常に良い状態で保存されています。


 大変きれいな塗装状態で保存されているキハ432。



説明板も設置されています。


ちょっと寄ってみましょう。
「昭和32年東急車輛にて製造され、昭和48年加越能鉄道から鹿島鉄道に譲渡されました。ワンマン化改造を行い、平成19年3月まで鹿島鉄道で活躍し、同年4月25日当院敷地に移設されました。」
病院長名での看板です。正確には、転入時は関東鉄道だったでしょうけど ^^; 。


ご覧のように雨ざらしではありますが、大変きれいです。


新造時は正面の湘南風2枚窓はもう少し大きかったのですが、後年の改造でやや小さくなりました。その結果、ちょっとかわいさがなくなったような気がします。


クリックすると写真デカくなりますよ。


平成18年の最後の検査標記もきちんと残されています。
書体とかは少し違うので、再塗装時の再現かとは思いますが・・・。
あと、形式はキハ430かと。


反対側からの全景。右後方に見えるのが、小川南病院です。


柵に囲まれているので、車輛に触れるほどの近くには行けません。


反対側には、信号も保存されています。
写真の左側に病院の付属施設があるのですが、後方の扉から乗降できるホーム状の物も作られています。


ご覧のように、外板の下地は完璧。全検直後の感じです。


台車。ホイールベースの短い、TR26相当でしょうか。
昔の気動車は非力なので、軸受はボールベアリングで、極力走行抵抗は少なく設計されています。軸受のカバーには、ボールベアリング製造会社?の NACHI と刻印されています。


エンジン。配線の様子などから見ると、6気筒、DMF13エンジンのようですね。


車軸への動力伝達部。
手前はブレーキシリンダだと思うんだけど、台車への伝達はチェーンですね。


いったん旧塗膜を剥離し、下地処理したうえで塗装をしたかのような、美しい塗装状態です。


急に曇ってきて、こちら側の側面は暗くなってしまいました。


僚車のキハ431です。鉄コレ ^^ 。
鉄コレにはドア横の縦の雨樋が表現されていません。後天的改造だったのでしょうか・・・。
実車が金太郎塗になったのは、平成14~15年くらいです。

鹿島鉄道保存車両の過去記事はこちら

鹿島鉄道の残像2 KR-505

鹿島鉄道の残像1 キハ601


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