半流2枚窓のその姿は、国鉄70系にとどまらず、全国に広まりました。
広くは、軽便鉄道の車輌にまで。
手元に80系(KATO)と70系(鉄コレ)があり、鉄コレは原型の木製窓枠と300番台の2種。
地方鉄道にまで広がった一例として鹿島鉄道キハ431(製造時は加越能鉄道)も加えて、「湘南顔」の造形を比べてみます。
まずは4輌を並べてみました。
やはり、キハ431になると、鼻筋が通った上半傾斜の2枚窓、という特徴そのものは共通ですが、車体の高さや幅の違いもあり、造形としては全く別のものであることがわかります。
300番台同士の正面比較。
個々の部品(尾灯・タイフォン、踏板等)の大きさや位置に微妙な違いはありますが、造形としては非常に似通っていますね。Hゴム表現の仕方の違いでやや印象が異なる(KATOのほうが、やや窓が大きく見える)とは言えます。
70系木枠車と80系。
スカ色のクリーム色のところはやや白飛びしてしまったのでわかりにくいのですが、2枚窓の下の妻板が折れているラインの表現は、KATOのほうがカッチリしているようです。
ワイパーは、KATOは窓内ガラスパーツ内での表現ですが、鉄コレは車体側から表現されてますね。鉄コレは、運行番号窓やタイフォンなどもきちんと番台別に作り分けられています。
模型としての設計・製造上の違いももちろんあるとは思いますが、2枚の窓の両端が下がっているのが正統派「湘南顔」。キハ431は、窓が水平に付いていて、優しい顔つきだと思います。
上から。尖っている角度は、キハ431は緩いですね。
屋根上のホコリ、すみません・・・。
サイドビューも比べてみましょう。
手前の300番台同士で比べると、鉄コレのほうが妻が折れたあとの後退角がややきついようにも見えます。
よりくっつけてみると、わずかながら角度が違うのがわかります。
とはいえ、隣同士に並べても何ら違和感がない70系と80系。
マイクロエースの車輌は写真や中古店で見たことくらいしかないのですが、ちょっとポテっとして印象が違うような気がしました。
80系は、飯田線時代と153系置換え目前の東海道準急を想定した18輌が全部300番台なので、マイクロの半鋼製の中間車だけ買ってバリエーションも楽しんでみようかと思います。もともと塗分け線が合っていないので車体の基本寸法さえ違和感なければいいのですが。
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