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2015/09/08

雄別鉄道キハ49200Y1(→筑波鉄道キハ761)入線

鉄コレの雄別鉄道キハ49200Y1が入線しました。

雄別鉄道の廃止後は筑波鉄道に移り、キハ760型となった車輛です。

筑波鉄道の廃線直前を再現したく、少しづつ車輛を買い集めていますが、その中の1輛です。


キハ20バス窓車とほぼ同じ車体ですが、排気管は車端までもっていっているのでしょうか、扉間の窓配置はキハ20(21)と違って均等です。排気管の表現は見当たりません。床下排煙という記述もどこかで読んだことがあるのですが、雄別当時はそうだったとしても、筑波鉄道時代もそうだったのかなぁ・・・。
筑波鉄道当時の写真を見ると、土浦側先頭部のおデコが黒く汚れています(岩瀬側はきれい)ので、先頭部近くで排気していたのではないでしょうか。

もうひとつキハ20系と違うのは、ベンチレータです。


上左キハ20(200番台以降)・上右キハ17
下キハ49200Y

キハ49200Yのベンチレータは、先頭部がキハ20と同じ、それ以外はキハ17系と同じです。キハ20も、0番台(バス窓車)はこの配置(おそらく、全車がバス窓のキハ21も)でしたので、台車と扉間の窓配置を除くと、ほぼキハ20(21)バス窓車と同じ、ということになります。


キハ20(21)バス窓車の台車はDT19でしたが、キハ49200Yは、TR29みたいな菱枠台車です。
後ろにちらりと見えているキハ431も菱枠台車ですが、キハ49200Yのほうが軸距が長いです。
それにしても、まあまあ近代的?な車輛なのに、なぜ古めかしい菱枠台車を使ったのでしょうか。廃車発生品という情報もないし・・・。


朱色部分の塗装は車体表面だけで、窓の厚み部分にはクリーム色が見えてしまっています。
なぜわざわざ国鉄と逆の配色にしたんでしょうね?
タイフォンには耐雪カバーがついていますが、筑波鉄道時代にはカバーは外されていたようです。


側面も、窓の厚み部分のクリーム色が目立ちます。
まさか、実物もこういう塗り方だったとか、ってことはないですよね??


バス窓と、レタリングのアップです。
鉄コレ13弾ですが、窓ガラスの平面性などは13弾になってもあまり進歩していないようですね・・・。


台車のアップ。
キハ763は筑波線の主力形式だったのでよく見かけましたが、華奢な台車を見ると、いつも「大丈夫かな??」と思ったものです。

今回この車輛を購入したのは、塗り替えて筑波鉄道キハ760型にするためです。
同じく雄別鉄道から筑波鉄道へ来たキハ100型(→筑波鉄道キハ810型)は、単に塗り替えればよい車輛がなく、鉄コレ津軽鉄道キハ24021(側窓高さとベンチレータが違う)と国鉄キハ22(窓配置はまったく違うが窓高さやベンチレータは近似)のいずれかを種車にするために調達中です。

筑波鉄道キハ760への改造種車として入手したキハ49200Yですが、社紋・車番やサボの表現を見たら、塗装を剥がすのが惜しくなってきました。
雄別鉄道当時の生の姿など全く知りませんが、道東の厳しい環境の中で主に炭鉱従事者やその家族等を黙々と運んでいたであろうキハ49200Yは、そのまま残してやりたくなります。
プレミア価格になっていない車輛ですから、もう一輛、手に入れようかな・・・。


在りし日のキハ760型の姿です。



(知人撮影の写真を許可を得て掲載)


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