仕事の関係で、11日に関東鉄道石下駅付近(規制のない道路のみを注意しながら走行)まで行ってきましたが、旧石下町は、鬼怒川と小貝川にはさまれたほぼ全域が水没した状況でした。
報道等により、関東鉄道常総線石下駅付近は甚大な被害を受けただろうと推察していましたが、内閣官房のホームページで公開されている「平成27年台風第18号による大雨等に係る被災画像」(←クリック)を見て、水海道の車両基地が完全に水没していることに気づき、常総線の今後に大きな不安を感じています。
〔出典:内閣官房ホームページ www.cas.go.jp 〕
追記:多くの車輛が新守谷駅他に退避。しかし、水海道車両基地には少なくとも5輛が取り残されたようです。
水海道駅南方にある水海道車両基地は、周囲を含め、完全に水没しています。
内閣官房の画像で見る限り、車輛らしきものはあまり見当たりません。拡大すると画像はかなり粗くなり、「車輛かな・・・」と思われるものがいくつか無きにしも非ずなのですが。
このエリアは、堤防決壊によりあっという間に水没したエリアではなく、翌日にかけて徐々に浸水が拡大していったほぼ南端のエリアですので、車輛を取手方面に向けて退避させる時間的余裕は充分あったと思われますが、どうなんでしょうか。
北水海道駅付近では、住宅が1階まで水没したところもあると聞いています。
水海道駅近くの常総市役所も、周囲が水没して孤立状態。
水海道車両基地もかなりの被害を受けていることは想像に難くありません。
いずれにしても、水海道車両基地のやや南方から宗道駅やや南方までが、今回の水没区間です。途中、水海道、北水海道、三妻、中妻、南石下、石下、玉村の各駅があります。水海道車両基地には水海道以北を管理するCTCの管理室もありますので、車輛のみでなく運行管理にも大きな影響が出ている可能性があります。
12日からは、取手~守谷間で関東鉄道バスによる代行輸送が始まりました。しかし、12・13は土日ですから、14日以降、片側1車線区間も多い国道294号を使った代行輸送は、通勤ラッシュ時には相当な渋滞・遅延が予測されます。
私の大好きな車輛の筆頭に近いところにいる名鉄5500系も、新川検車区の水没により廃車が発生しました。鉄道車輛は、水没には弱いです。
関東鉄道の車輛たちに被害がなく、路線も早く復旧して、この地域の復旧・復興の大切な足として活躍することになるように祈るばかりです。
追記:国土地理院の【常総地区】9月11日撮影した空中写真(PDF:1.0MB)(←クリック)では、水海道駅やや南方までは撮影されており(写真左が守谷方向)、車両基地の屋根が3段になった検修庫?付近まで写っています。ちょうど留置線のあたりが黒く影のようになっており、拡大してみても車輛がいるかどうかは分かりにくいです。粗い画像からの見た目ですが、多数の車両がいるようには見えません。常総地区斜め写真(3)の一番下の写真です。
〔出典:国土交通省国土地理院ホームページ www.gsi.go.jp〕
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